『水の量刑』205㎝×205㎝ パネル 油彩 2016 90回記念国展 国立新美術館 4月27▷5月9日
私たちが、いつまでも水の循環の異変によって苦境に陥ることがないことを願うばかりです。モデルは娘。
『青い花』 164㎝×194㎝ パネル キャンバス 油彩 2015 89回 国展 国立新美術館
青バラをを大きな花塊として描いてみたいと思っており、挑戦してみた。人物と背景の棘をもっと描き込みたかったが、まだ現職であり時間的にここまでとなってしまった。使った青バラは、ブルームーン、マダムビオレ、シャルル・ド・ゴール、レディXなどですが、同じような色合いに調整し、花塊としのまとまりが出るように試みた。どれも青バラ系独特の香りがします。
『白い花』 175㎝×205㎝ パネル キャンバス 油彩 2014 88回 国展 【会友賞】
左上から忍び寄る不穏な気配。守らなくては・・・。棘にその寓意を込めたが? それが実際に何なのかをよく考えないと。顔が二つあるが言われないと気づかないようだ。
『青い花』 175㎝×205㎝ パネル 発泡スチロール 水性エマルジョン 油彩 2013 第87回国展 【奨励賞】
雪国の風土の中で、たくましく育ち、夢に向かって生き抜こうとする子供達の生命力を、この子の目力に託した。
『約束(R)』 197㎝x165cm パネル 発泡スチロール 水性エマルジョン 油彩 2012 86回 国展 【新人賞】
(R)は対の右の意。約束はここでは法則と同義語である。画面の存在感を出すために発泡スチロールを10㎝厚にしたものを削り込んで、凹凸を出してみた。
「花に水〜」112.2㎝×145.5㎝ キャンバス 油彩 第68回山形県展 【奨励賞】
噴き上がる水の表現を、如何にしたらそれらしく描けるのか腐心した。花に水、人に・・・
「棘の花」116.6㎝×91.0㎝ キャンバス 油彩 第64回山形県展 【山新賞】
棘の花瓶を初めて使った作品。空き缶に棘の多い樹皮を剥いで表面に20枚程並べ、極細の針金で巻きつけ固定してスプレーで塗装した。穏やかな色調の画面ながら、棘の花瓶が効いている。
「空しき縫合」 162.0㎝×162.0㎝ パネル アクリル 1996 70回 国展 東京都立美術館
ほぼ完成した画面(パネル)をチェーンソーで切って、シュロ縄で巻きつけた。寒い。重い。暗い。
「昆虫記」 162.0㎝×162.0㎝ キャンバス シリコンゴム アクリル 1995 69回 国展 東京都立美術館
子どもが虫に興味を持ってきたので、昆虫図鑑を買った。見ていたらこんな絵が思い浮かんだ。赤い部分は違和感あり。
「葉山山麓に流れる刻」 162.0㎝×130.3㎝ 山形県展 【奨励賞】
葉山をゴールドに塗ってみた。黒い部分は、粘土で成形した凹凸を、石膏とシリコンゴムでコピーし、キャンバスに縫い付けた。この頃、いろんな素材を試すのがマイブームだった。見る人はどうしても触りたくなるようだ。
「葉山と母子」 162㎝×194㎝ キャンバス アクリル 1994 68回 国展 東京都立美術館
現在、山形現代美術館〈新庄市〉に常設展示していただいている。
「ブナの森」 162.0㎝×194㎝ キャンバス アクリル 1992年 66回 国展 東京都立美術館
月山の裾野に広がるブナ林が美しい。そのブナの大木の神々しい姿を絵にしようとした。この頃、庭にブナが欲しくなり、双葉の幼木を植えた。今では幹の直径が30㎝にまで成長した。庭で最も早く新緑を広げ春を告げる。平地では害虫に弱く、手を掛けないと枯れる。
「静物」 91.0㎝×72.7㎝ キャンバス 油彩 1985年頃
カラヴァッジオの静物画は、静物画の最高傑作ではないかと思う。
。
「バラ」 72.7㎝×60.6㎝ キャンバス 油彩 1978年
バラの花を描いた最初の作品。花屋でアルバイトをしていて、売れ残ったバラを毎日数本ずつ頂いて帰って描いた。これ以降自宅に戻り自分で栽培するようになるまで10年程バラを描くことはなかった。花屋の店主さんには感謝している。
「自画像」 45.5㎝×38.0㎝ キャンバス 油彩 1973年
初めて描いた自画像。木枠は自作。夏休みのアルバイトで絵の具を買い、絵画部に入部した。高校2年生の冬休み、割れた鏡を立てかけ、石油ストーブの灯りで描いた。レンブラントがこの頃からずっと好きである。その最晩年の自画像は特にいい。