『モミジ・コメ・水アガリ』205㎝×205㎝ パネル 油彩 2019 93回国展 国立新美術館 5月1▷月13日
この稲が刈り取られることはない。洪水のことをこの地方では「水アガリ」と言う。流失した水田、泥に浸かった稲穂、流路を変えた清流。目の当たりにした耕作農民は何を思ったのだろうか・・・ それにしても鮮やかな黄金色であった。
「白き山、碧き流」 72.7㎝×60.6㎝ パネル 油彩
2020年 山形銀行カレンダー 私の住んでいる山形県大石田町から見る月山と最上川。二つとも山形を代表する山と川である。この辺りでは、最上川が山際を流れるため奥にある月山が隠れてしまい、二つが程よく見えるのはここぐらいしかない。しかも、山桜の老木が傍にある。
「紅心のバラ」 53.0㎝×45.5.6㎝ キャンバス 油彩
中心へと赤みが濃くなるマイガーデンというとても強健な品種のバラ。「紅芯」ではなく「紅心」とした。
『暖色のバラ』45.5㎝×38.0㎝ キャンバス 油彩
「大淀氷点」 72.7㎝×60.6㎝ パネル 油彩
ここから20分ほど離れた最上川のよく絵になるポイントである。正面の山は葉山。最も身近な何度も描いてきた山だ。2月の冴え渡った冬のイメージを描きたかった。青の美しさを際立たせようと試みた。
『ブルーカクテル』 60.6㎝×45.5㎝ キャンバス 油彩
青という色が一つのテーマである。青いアケビ バラ カクテルなどを配置し、キャンバスの中でステアした感じだろうか。静物画にこのような鮮やかな背景色、特に青を使った静物画というのは珍しいのではないかと思う。部屋に飾った時にやや主張しすぎるかも?